ケータイからスマホ文化に触れているママたちにとって、実はモノを書くという能力は他の世代より優れていたりもするのです。
しかし、ライターという職業として「ものを書く」ということは、友だちとLINEでやりとりするのとは少し違うんですよね。
どこが違うのでしょうか?
ライターとして求められる能力とは?
そのほとんどが日常のちょっとした出来事を伝えたり、気持ちをあらわしてみたり、そういう内容がほとんどで、どうしても伝えなければいけないことって、実際はあまり書きませんよね。
本当に伝えたいことと言うのは、例えばどこかで待ち合わせする時の時間や場所とか、そういうことだったりします。
もしここで、「伝える能力」がない、つまり、時間を間違ったり、場所をきちんとあらわすことができなかったら、あなたはその相手の人と待ち合わせできなかったり、お互いにバラバラの時間や場所で待ちぼうけになってしまいます。
わかりますでしょうか?
ライターの仕事とは「言葉で伝える」ものなんです
もしあなたがライターとしてお金を稼ぎたいと考えるのなら、まずこの子とを日常的に意識してください。
日常的に意識するとは、例えば雑誌でもネットでも何かを読む時に、そこに書かれている文章が何を伝えようとしているのかを考えたり、自分で誰か友だちにメッセージを送る時に、果たして今自分が書いているこの文章は、自分の思いや考えを正確に伝えることができるのだろうか、ということを意識すると言うことです。
日常の言葉に対しての触れ方を、すこし考えてみる、ということですね。
では、その他にライティングにはどんな勉強法があるのでしょうか。
文章をうまくする方法はふたつしかありません。
ひとつは「読むこと」そしてもう一つが「書くこと」です。
学校で「国語」の教科がありましたが、学校の勉強は「文章を書く」ためのトレーニングではありません。
逆に言えば文章を書くことのトレーニングを、知識として学ぶことは非常に難しいと言うことです。
「正しい日本語」を吸収することが、文章を書くための一番のトレーニングです。
内容は、できるだけ自分が書きたいテーマに沿ったものを読んでみると良いでしょう。興味がなければ、読むのも辛くなりますしね。
分厚い本でなくても構いません。
WEBの記事を書くというのなら、参考になるのは雑誌です。逆にWEBの記事は、文章としてはクオリティーが低いものも多いので、あまり参考にしない方が良いかもしれません。
雑誌のライターはそれなりにスキルを積まないとなれませんし、ライターと編集者の二人の力によって書かれています。
ここが、雑誌とWEBの一番大きな違いなんですね。
WEB記事のおおくはライター一人で書かれています。つまり、チェックする人がいない記事も多いのです。これではどうしても独りよがりの文章や、伝え方になってしまいます。
対して雑誌の多くはライターが書いた文章を、編集担当がチェックし、時に修正します。ですから独りよがりにならないで、少なくとも二人の書き手の見方、書き方が反映されて、内容の質が高まっています。
少し話が脱線してしまいましたが、まずライターのトレーニングを始めたいのなら、雑誌や本を読みあさることからスタートしましょう。
読みながら、そこに書かれた文章の意図やテクニックを意識し出せば、自然と自分の書く文章も変わっていくはずです。